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脱読書感想文!文学部のレポートって書くの?

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自分が実映像化総監督とするなら?で読んでいく

こんにちは、しらみねです(^^)/

大学では文学部に入り、近現代の日本文学を専攻していました。

 

試験よりレポートの方がいいやとレポート提出の授業を履修していたのですが、毎回壁にぶち当たる…

 

 

だたの読書感想文になってしまう問題!

 

「~と思いました。(小者感)」は卒業しましょう。

今回は読書感想文にならないレポートの書き方を紹介します。

重要な視点

ここが一番のポイントです。

 

「映像化されることになり、自分が総監督をするとしたら」

 

 

この視点で作品を読んでいきましょう!

ゼミの先生もそう言っていました。

 

ドラマ化やアニメ化どちらでもいいです。

 

 

映像にするなら、ロケーション・キャスト・大道具・小道具・衣装・カメラなど準備するものがたくさんあります。

 

「なぜこのロケーションなのか」など選ぶのか理由が必要になってきますよね。

その理由を説明したものがレポートになります!

 

 

 

例えばキャストの選定だとわかりやすいのではないでしょうか。

漫画を実写化・アニメ化したときに「キャストが合っている・いない」論が出ますよね。

 

役者の表現力のキャパもありますが、「自分の想像と合っていた・いない」をまとめられる人はレポートが向いています。

 

 

では実際に何をチェックしていくのでしょうか。

 

語り手

語り手というのは小説の「」以外の部分です。

 

 

そのとき俺は~と思い、その場を後にした。

 

 

みたいなところですね。

 

なぜ語り手に注目するかというと、語り手がカメラになるんです。

例えば、以下の文章があるとします。

 

雲ひとつない空、人気のない田舎、その一本道を歩いてきた。

 

これを映像にするなら空→田舎の風景→歩いてきた道の順に映像を組み立てますよね。

語り手はカメラワークに直結します。

 

 

語り手は作品によって違います。

  • 主人公が実況中継している現在進行形パターン
  • 年老いた主人公が過去の体験を回想しているパターン
  • 三者が語っているパターン

 

「昔々あるところに」は第三者パターンですね。

 

大道具・小道具

なぜそこにそれが置いてあるのかを考えながら見ていきます。

 

わかりやすいものだと花言葉ですね。

なぜその花をプレゼントするのか、飾ってあるのか…

 

昔の作品なら当時の情勢なども知っておかないといけません。

 

実は高価なものだった、登場人物にゆかりのあるものだった…

いろんな可能性があるので、衣装も含めて注意深く見ていきます。

 

天気

ロケーションにも影響がある要素ですね。

 

これからヤバいことが起こるときは雷が落ちたり、曇ってきたりしますよね。

あと振られるシーンでは土砂降りの雨が多くないですか?

 

 

なぜこのシーンではこういう天気なのかを考えます。

 

また時間の経過具合も読み取れるので重要ポイントですね。

 

  • 半袖→長袖
  • 青空→夕焼け→月
  • 陽炎→白い息

 

さいごに

文学部のレポートや論文ではよく語り手というワードが出てきます。

それぐらいポピュラーな要素なので、忘れずチェック。

 

段落ごとに変化がある場合は、なぜ変わっているのかも気にしてみましょう。

過去にも卒論の書き方をまとめたので、併せてご覧くださいね(*'ω'*)

 

 

busho-shiyo.hatenablog.com